ラリーとは

ラリーの語源は、フランス語のラリエと言われており、「集合させる・集合する」という意味があります。
ラリーはゴールとなる都市に、ほぼ同じ距離の複数の都市からスタートしてゴールまでの時間の正確さを競ったことから始まりました。

ラリーという枠でもいくつか競技の種類があり、それぞれルールが違うのですが、ラリー競技の共通点は特別なレース専用道路で行われるわけではなく、主に一般道を使用して開催されることだと思います(サーキットコースを使用することもあります)

現在日本で主に競技として行われているラリーとしては主に次の3種類があります。

・第1種アベレージラリー
タイムラリーとも呼ばれる、指定された平均速度にいかに近い速度で移動するかを競う競技。
タイム計測地点がいくつかあり、チャックポイント(CP)と呼ばれ、各CPでの減点が少ない車が勝者となります。

基本的にはCP~CP間、例えば10キロの道のりを30km/hで移動しなさいとう指示が出て、参加者はその指示に対しいかに正確に走るかを競います。
10キロを30km/hで走ると、この場合20分が正解時間となり、スタートから20分ぴったりに次のCPを通過すれば減点が0点になります。

減点は「分」で計算する場合と「秒」で計算する場合がありますが、「秒」で計算する場合は、正解時間から1秒ずれる毎に1点の減点となります。最終的にはこの減点数をいかに少なくするかを競います。

当然ながら、道は一本道ではないので、この道順で移動して下さいというコマ図と呼ばれる道順表がスタート前に渡され、参加者は従い走行します。
実際の競技では、CP~CP間にパスコントロール(PC)と呼ばれる指示速度変更地点が設けられ途中で指示速度が変更になることもあり、ナビゲーターは指示速度を時間に変換しながらドライバーに移動速度を指示するため、計算ラリーとも呼ばれます。

・第2種アベレージラリー
第1種アベレージラリーと基本的なルールは同じですが、コースの一部にスペシャルステージ区間(SS)やハイ・アベレージ区間と呼ばれる速さを競う区間が設けられ、時間の正確さ+速さを競う競技になります。

SS区間の場合は指示速度ではなく、ゴールまでの目標タイムが設けられています。
この目標タイムは基本的に0秒となり、ゴールまでかかった時間がそのまま減点となります。

ハイ・アベレージ区間の場合は、平均速度が設定されているのですが、達成困難な速度が指定される事が多く、どんなにがんばってもその速度で移動できないため目標時間より遅れそれが減点となります。
ただ、たまーに速すぎるドライバーが主催者が予測した速度より速すぎて速着減点をもらうことがあったりなかったり。

それ以外の区間は第1種アベレージラリーと同じく、CP区間があり指示速度に従った正解時間で走行することが求められますが、速着は1秒1点減点、遅着は1分1点減点(0~59秒のズレは0点)という形で行い、基本的にCP区間ではよほどの事がない限り、減点とならないようにしてSS区間、ハイ・アベレージ区間でのタイムで競うという形で行うこともあります。

・スペシャルステージ(SS)ラリー
世界ラリー選手権(WRC)を初めとして海外ラリーのはSS区間を主体として、合計タイムによる純粋なタイムを競うラリーです。
現在の全日本ラリーなどはSSラリー形式で行われています。

とはいえ移動区間の道順はアベレージラリーと同じように主催者よりコマ図で指示があり、通過確認地点としてタイムコントロール(TC)が設けられます。

走行ルートやTCの位置は事前に公開されており、SS区間を制限速度内で走り道の予備調査(レッキと呼ばれる)を行うことが多いです。
このレッキの時に、道の情報をペースノートという形でメモを残し、SS本番でナビゲーターに読み上げてもらうことで、道路情報を取得し最速で駆け抜けます。

おまけ
・ラリーレイド
クロスカントリーラリーとも呼ばれる、大自然の荒野を走破する耐久競技です。
ダカールラリーなどが有名で、ラリーというとこちらを想像する方も多いですね。

コースは非常に過酷な場合が多く、普通に走るだけでも大変な道をタイムを競いながら走ります。
冒険の要素も非常に多く、壊れない車や無補給で数百キロを走りきるなどが要求される競技です。

私が小さい頃、パリ・ダカールラリーがテレビ放送されており、道なき道を突き進む競技車両を見て感動した記憶があります。

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