FIA日本スーパーラリーシリーズ第1戦に参戦してきました。
大会名称:International Rally of Tumagoi 2017
日程:2017年2月2日~5日
車両名:
ZeusJapan SilverstoneRacing
Global Demio
クルー:権田 哲也/ジャッキー藤上
行ってきました、日本発の国際格式のラリーシリーズ、日本スーパーラリー(以後JSR)の第1戦、インターナショナルラリーオブ嬬恋。
私たちは2WDクラスへエントリー。
インターには1台だけでしたが、全日本の2WDから4台がこのJSRシリーズに登録しているので、シリーズポイントの争いとして実質5台の戦いになりました。
・DAY1
午前中からお昼にかけてレッキを行います。
途中、熊を発見!
絶対このSSではリタイアはしたくないと思いました(笑)
レッキが終わり、少し休憩をして夕方からDYA1スタート、ナイトラリーです。
シェイクダウンが実質の初走行の私たちとしては、まずは完走第一。
少し抑え気味ぐらいのペースでの走行となりました。

結果の方は、
同じステージであるSS1、SS4ではベストタイム
SS2、3、4はセカンドベスト。
きつめのコーナーが多いステージでは、ギア比が合い無理をしなくてもタイムが出る感じなのに対し、嬬恋特有の高速ステージでは、選択したギアが少し合わないのと、押さえすぎな部分が顕著にタイムに出たため遅れを取ると言う感じでした。
それでも、回りも難しい路面に翻弄されたようで、DAY1はトップ。
・DAY2
気温が下がり、昨日溶けた雪がアイスバーンになっていると予測。
インターだけが使える、スパイクタイヤを午前中はチョイス。
ただ、簡易スパイクでノーマルスタッドレスにスタッドを追加しただけなのではたして効くのか?という代物でした。
本来であればタイヤテストを十分にして自信を持って望みたいのですが、いかんせん車自体を昨日乗ったのが初めてなので、まったくタイヤテストが出来ていないく全てが手探りです。
結果この選択ははずれ、4WD勢がほとんどスタッドを使っていない理由が分りました。
今回の路面では、2mm程度の簡易ピンではまったく効かない状況。
おかげでかなり怖い思いもしてしまいました。

結果の方は、
SS6、8、9、11、13でベストタイム。
SS12はベストタイ
SS7、10は完全に出遅れ、5番手、4番手タイム。
SS7、12はチェーン使用許可が朝の段階で公示が出ていてJSRも使用することができましたが、SS7ではスパイクということもありチェーン未使用だったためにおいてかれた感じ、SS10はこちらにはチェーン許可が下りず、全日本勢にのみチェーン許可が降りたため25秒程度やられてしまいました。
SS12では簡易チェーンを使用してみて何とか遅れずに走れた感じです(コレも耐久性の面でダメでした)
DAY2は、8個中6個のSSでベストタイムを取ったにもかかわらず、SS10のタイムが響き、DAY2位 トータルでも2位になってしまいました。
チェーン許可のタイミングについては、そのSSで全日本に出すのであればJSRのほうにも同じように出して欲しいと強くお願いをして、こちらの要望は考慮するという結果となりました。
今回は変則的なシリーズポイント方式をとっているために問題となった部分と言えます。
まだまだ試行錯誤の部分があるのは仕方がないと思うしかありません。
・DAY3
14.5秒の差を埋めるべく最初のSSから攻めて行きます。
とはいえ2日間の晴れた天気のおかげでアイスバーンだらけの路面は非常に難しい路面となっているので、無理は出来ません。
それでもプッシュして、SS14、15で一気に追いつき、トップへ後1秒まで詰める。
SS16はSS10のリピートステージ、昨日の嫌な思い出があるので、CROに何度もチェーン許可が全日本含めてでないというのを確認してから逆転をかけたアタック。
この走りなら逆転できただろうと思ったら、まさかの全日本にはチェーン許可が下りたとのこと。
12.6秒やられてまさかの振り出しへ戻るという状態に。
あと一歩のところまで来ていただけに、結構なショック。
ジャッキー選手がサービス時間を使い抗議、流石にJSR運営もこれは問題視していただけ審議していただけることに。
ただ審議で結果が変わるのは、勝った方も、負けた方もどちらも気持ちよくないし、何より観戦をしている人たちに分りづらいと思うので、今後は色々なケースを想定してスタート前にハッキリしているといいなぁ~と思います。
審議結果はどのようになるか分かりませんので、残り4SSを全力で走るしかないと気持ちを切り替え、最終セクションへ向かいました。
SS17は大敗をきしたSS10、16のリピートステージ、今度はこちらもチェーンを装備します(JSRにも事前に許可が下りた)
初の金属チェーンを使用した競技走行(やっぱりテストする時間を設けることが出来なかった)
グリップはすごいのですが、速度が上がると左タイヤから異音がするため、「頼むから切れるなよ~」と願いながらアクセル全開に出来ず7割程度での走行。
それでもSS16と比べると大幅タイムアップ、チェーンすげぇと素直に感動。
ただ、残念ながら相手のほうが上手でこのSSでは6秒ほどやられてしまいました。
結果としてはチェーンは問題なく、走行によりたわんでどこかに軽く当たっていたというレベルでした、もちっと攻めていけたなぁとも思いますが、これはチームの準備態勢の問題なので致し方なし。
残り3個のSSで20秒程度を逆転しなくてはならない状況でも「なんとかいける!」と思っていましたが、残念なことに最後のロングSSだったSS19がキャンセル。
SS18、20でプッシュしましたがさすがに届かず、最終的には9.7秒差でJSRシリーズポイントを掛けた戦いは2位となりました。
SS14、20はベストタイム
SS15、17、18はセカンドベスト
SS16は5番手タイム
攻めの気持ちはあったものの、やはり完走が第一と攻め切れなかった部分があったようです。
JSR2WD部門では勝者となりましたが、JSRシリーズポイントの方は現時点ではどうなるかまだ分からない状況です。
シリーズを追うチームとしては、ここでの1位のポイントは是非欲しいところ。
暫くやきもきしながら、裁定の結果を待つことになりそうです。
とはいえ、出場できただけでも万々歳のギリギリの中での参戦だっただけに、全日本勢と互角に戦えたというのは今回の大きな収穫です。
次戦モントレーでは、より厳しい戦いになることが予測できますので、マシンをアップデートし舗装テストを十分に行い望みたいと思います。
色々とありましたが、まずはJSRシリーズ初の2WD Winnerとして喜びたいと思います!

皆様、応援ありがとうございました。
引き続きチームゼウスジャパンの活躍にご期待下さい!
